2014/8/10　Saint Jean Piedo de Port サン・ジャン・ピエ・ド・ポー

ここの巡礼事務所(フランス巡礼友の会Assciation des amis de Saint-Jacque des Pyrénées-Atlantiques)でクレデンシャル(巡礼手帳)を発行と巡礼宿(55,Rue de la Citadelle)の確保をしてもらい、巡礼の説明を受けました。翌日から巡礼の始まりです。

ここまでは東京羽田空港～パリのシャルルドゴール空港からタクシーでオルリー空港～ビアリッツ空港からバスでバイヨンヌ駅へ。列車TERでCambo les bains駅から代行バスでサン・ジャン・ピエ・ド・ポーへ。

2014/8/11　Roncesvalles ロンセススバージェス

巡礼初日は難関ピレネー越え。昨年、ピレネー最高峰アネト山登頂を果たした私はとても楽しみな標高1430mのレポデール峠。残念ながら、霧雨のため視界は悪くスペインの大地を眺めることはできませんでした。フランスからスペインへの国境もあっけなく越え、無事に修道院の巡礼宿Refugio de Peregrinos de Roncesvalles到着。

2014/8/12　Zubiri スビリ

朝、ロンセスからまだ暗い森を通り抜けて、いつのまにか夜も明けて本日の峠、エーロを超えるとバスク語で「橋の村」スビリに到着。もと校舎の本日の公営巡礼宿のそばに体育館やプールがあり併設のバルで昼食。

2014/8/13　Pamplon パンプローナ

巡礼路で最初の大都会、牛追い祭りで有名なパンプローナ。雨のせいか寒気が、こんな時は大好きなチョコラ―テを飲むに限ります。ヘミングウェイがよく出入りした「Café Iruña(カフェ・イルーニャ)」でのんびり。

2014/8/14　Puente la Reina プエンテ・ラ・レイナ

標高780mのPerdón(ペルドン)峠、急な上り道を登り切ると巨大な風力発電の風車と鉄のモニュメントが迎えてくれます。本日の宿は巡礼路の「アラゴンルート」と「フランス人の道」が合流する「王妃の橋」という名の町。

2014/8/15　Estella エステージャ

ブドウやオリーブ畑を抜けて歩き続け、エガ川を渡るとカスティージャ語で「星」を意味する名の町に到着。北のトレドと呼ばれる町は歴史建造物が沢山あります。今夜の宿の前でエステージャ在住の中国人男性と仲良くなり、牛追い祭りに日本のテレビ局が取材に来た話で盛り上がりました。

2014/8/16　Los Arcos ロスアルコス

Estellaを出発するとFuente del vino(ワインの泉)で有名なIrache(イラチェ)に到着。ここは巡礼者のために無料で蛇口からワインが出てきます。残念ながら早朝のため、結局飲めずじまいで先に進みました。本日の目的地Los Alcosで本物の牛追い祭りを見ました。世界的に有名なパンプローナより規模は小さいですが、臨場感たっぷりです。

2014/8/17　Logroño ログローニョ

リオハワインで有名なLa Rioja(ラ・リオハ)州の州都は美食の町でも有名です。バルが多く軒を連ね地元の人や観光客で大賑わいです。どこのバルに入ろうか、安くて魅力的なバルはないかなと目移りしてしまいます。

2014/8/18　Nájera ナヘラ

Nájera到着後、本日の宿を探し同じ道を行ったり来たり。偶然同じ宿を探す日本人女性と出会い、一緒に巡回中のお巡りさんに尋ね宿に案内してもらいました。宿の前はNájera川、岸辺の芝生で夜がをしたり、くつろいだりする巡礼者。私もベンチで足のマッサージでのんびりしてました。

2014/8/19　Redecilla del camino レデシージャ・デル・カミーノ

思いのほか早く到着したので、Santo Dominngo de la Calzada(サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ)に宿泊の予定を観光のみにして先に進むことにしました。Calzadaの(カテドラル)大聖堂には無実の罪を着せられた巡礼者家族の息子が鶏に命を救われたという伝説により、鶏が飼われています。カテドラルもとても美しかったです。

2014/8/20　Villafranca Montes de Oca ビジャフランカ・モンテス・デ・オカ

時に道が分からなくなります。すると不思議なことに人と出会うのです。この日も夜明け前、道に迷っていると、自動車が通りかかり巡礼路を教えて頂きました。運転手の男性は宿の主人で、今夜はお城のような彼の宿に泊まりました。

2014/8/21　Cardeñuela Riopico カルデニュエラ・リオピコ

最後の難所Oca越えは、フランコ時代の戦死者モニュメントがある標高1165mのペドラハ峠があります。その後アタプエルカ遺跡から丘を登ると山頂に巨大な木の十字架と出会います。無事に今夏の巡礼最後の宿に到着。併設レストランには今回の目的地のBurgos(ブルゴス)大聖堂のポスターが貼ってあり、明日到着するのが信じられないような気持でした。

2014/8/22　Burgos ブルゴス

本日も夜明け前に星空御眺めながら出発。お昼前に今回の目的地に無事到着。今回知り合ったスペイン人男性二人は大聖堂前で、ロシア人カップルとオーストラリア人男性とは巡礼宿兼事務所で再会し別れの挨拶をしました。彼らはサンティアゴを目指して巡礼を続けます。私は来年までお預けです。